令和8年度 総会 開催報告
・会の成立
総会の開催通知した会員数は9,905名、出席者40名、委任状による出席者2,159名、書面議決者26名、合計2,225名が報告された。
以上より鶴風会会則第33条に基づき、会の成立の条件である会員数の1/10以上の出席が得られ、会の成立が報告された。
司 会:工藤貴弘(H07) 議長:小池 一男(S54) 副議長:田辺 義孝(S54)
議事録作成者:蟹江 茂治(H05)、福永 修司(H14)
議事録署名人:石川 稚佳子(S45)、岩佐 澄子(S45)
・議題
1)令和7年度会務並びに事業報告
2)令和7年度収支決算報告
1)~2)について質疑応答等はなく、承認された。
3)評議員の選任について
<交 代>前任者 津村 直孝(H16) 後任者 千葉 達夫(H16)
理由:千葉氏からの交代依頼により
前任者 藤﨑 来夢(H29) 後任者 仲條 美佐子(H29)
理由:住所不明のため
<新任>中原 佑太(R8) 落合 優美華(R8)
質疑応答等はなく、承認された。
・報告事項
1)令和8年度事業計画 真坂常務理事より報告された。
2)令和8年度収支予算 桃井常務理事より報告された。
社会人になって(総会発表者)
令和7年度鶴風会賞金賞

私はこの4月より、新たな一歩として調剤薬局に就職しました。学生時代、国家試験に向けて机に向かい、必死に詰め込んだ知識は、今の私にとって確かな基盤となっています。しかし、教科書に書かれた知識はあくまでも「一般論」であり、現場で求められるのは、目の前の「一人一人の患者様に対する正解」を導き出す力であるということを痛感いたしました。
日々の業務において、計数調剤一つをとってもその奥深さを実感しています。現在、医薬品の供給不安定による出荷調整が続く中、メーカーの変更やジェネリック医薬品への切り替えは避けられない課題です。しかし、たとえ成分が同じであっても、見た目や名前が少しでも変わることで、患者様は「今までと違う薬だ」と大きな不安を抱かれます。その不安が服薬アドヒアランスの低下を招き、治療を妨げる原因となりかねません。
先日、メーカー変更を余儀なくされた患者様に対し、先輩薬剤師が対応されている場面に立ち会いました。先輩は一つ一つ丁寧に説明していて、最終的に患者様が納得してくださった姿を目の当たりにし、言葉の重みと信頼関係の大切さを肌で感じました。
現在私が勤務している店舗は大学病院の門前に位置しており、多岐にわたる処方に触れることができています。標準的な薬の組み合わせをはじめとし、希少疾患の治療薬や高度な管理を要する薬剤など、学生時代には耳にすることすらなかった知識が次々と飛び込んできます。先輩方からの問いかけに答えられず、己の未熟さを悔しく思うことも多々ありますが、この恵まれた環境こそが私を成長させてくれると確信しています。
令和7年度鶴風会賞銀賞

この度は鶴風会総会に出席できず、本来であれば総会にて申し上げるところですが、欠席のため代読をお願いしておりますことをお詫び申し上げます。
私は神奈川県に本社を構える株式会社クラスターメディカルの調剤薬局部門である、とまと薬局に就職いたしました。調剤薬局で薬局薬剤師として働き始め、早くも2か月が経過しました。
社会人となり最も感じていることは、求められる知識がより実践的であり、日々が勉強の連続であるということです。学生時代にも講義や実習を通じて多くの知識を学んできましたが、実際の現場では患者様一人ひとりの病態や生活背景に応じた対応が求められます。教科書通りにはいかない場面も多く、自身の知識不足を痛感することもありますが、そのたびに学び直し、成長できる環境に身を置けていることをありがたく感じています。
私の勤めている薬局は施設在宅に力を入れており、早期から在宅医療に関われることが特徴です。私自身も夏頃には担当施設を一人で訪問し、往診に同行できるようになることを目標に、先輩薬剤師からの引き継ぎ業務や日々の業務習得に励んでいます。覚えることも多く慌ただしい毎日ですが、その分大きなやりがいを感じています。
特に印象的なのは、医師や看護師とともに患者様のお部屋へ訪問し、治療方針や処方について意見を交わす時間です。薬剤師として処方内容を確認するだけでなく、患者様の状態を踏まえて提案を行う機会もあり、多職種と連携しながら医療を提供できていることを実感します。また、医師が処方を決定する場面に立ち会うことができるため、処方意図を直接理解できるだけでなく、薬剤師としての提案もしやすく、より良い医療の提供につながっていると感じています。
東邦大学での学びや臨床実習で培った経験は、現在の業務の大きな支えとなっています。これからも知的探究心を持ち続け、知識と技術の向上に努めながら、患者様や他職種から信頼される薬剤師を目指して成長していきたいと思います。
令和7年度鶴風会賞銀賞

令和7年度鶴風会賞銀賞

私は4月から、病院薬剤師として社会人の第一歩を踏み出しました。現在は基礎的な業務を一つひとつ覚えながら、先輩方の背中を追いかける日々を送っています。
学生時代との一番の違いは、やはり「薬剤師としての責任の重さ」です。大学で国家試験の勉強を重ねてきましたが、臨床の現場ではそれ以上の知識やリアルな使い分け、そして何より患者さん一人ひとりの背景を考慮することが求められます。実習では時間をかけることが許されましたが、現場では正確性はもちろんのこと、状況に応じたスピードも求められます。さらに、調剤や鑑査をしている間にも、電話や外来への対応、急な処方変更など、予期せぬタスクが次々と舞い込んできます。油断すると処理能力を超えてしまい、焦りが大きなミスに繋がりかねません。だからこそ、常に業務の優先順位を意識し、目の前の業務に集中すること、そして自分の限界を超える前に、周囲に助けを求める大切さを、身をもって学びました。自分が関わった薬が、患者さんの命に直結しているという強い緊張感をもち、日々の業務に取り組んでいます。
また、多職種との協働において、コミュニケーションは欠かせないものだと痛感しています。現在は、患者さんや医療スタッフの意図を正確に読み取ること、そして自分の考えを短く的確に伝える難しさを日々感じています。これから始まる病棟業務では、さらに臨機応変な対応が求められます。医療チームの一員として貢献できるよう、このコミュニケーション力をしっかり磨いていきたいと考えております。
まだまだ未熟で、先輩方に助けていただくことばかりですが、大学生活で培った基礎の上に、日々の経験を一つひとつ丁寧に積み重ね、患者さんや医療スタッフから心から信頼される薬剤師を目指し、努力していきたいと思います。本日はご清聴ありがとうございました。
