当時はまだ、外来患者さんの薬もすべて院内調剤でしたので、調剤業務に追われながらも、業務終了後には先輩方と一緒に勉強会を開いたり、夜遅くまで研究をしたことが懐かしく思われます。
調剤中心の業務も、全国で医薬品による医療事故がたびたび報道される様になると、調剤室にこもりがちだった薬剤師が医薬品の安全管理・安全使用の担い手として注目されるようになりました。病棟での医薬品管理、服薬指導、そして抗がん剤の調製など、仕事の幅が拡がっていき、私も新たな業務への対応に奮闘する日々が続きました。
そうした時代変化の中で、病院外の活動でも多くの方々と繋がりが出来ました。
栃木県薬剤師会では常務理事として病院薬剤師と保険薬剤師を繋ぐ役割を努め、行政を含めた医薬品業界の「お薬相談会」を、合同で開催するようになりました。
日本私立医科大学協会薬剤部長会では、全国の薬剤部長と懇意にさせて頂き、同じ立場であるが故に抱える問題の解決相談や、新しい業務を展開するための情報交換などは大変参考になりました。
そして、栃木県病院薬剤師会では理事から会長までの長い期間を通して、関東ブロック学術大会など大きなイベントの開催も含め多くの会員の協力を頂き、会を運営することが出来ました。
今回の受賞は、そうした活動の中でご指導頂いた先輩方、協力頂いた各会会員、そして、お世話になった行政・医薬品関連業種の方々のお陰であり、これまでの長年にわたる皆様のご厚意に対し感謝の念に堪えません。
本田 雅巳(S54卒)

