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鶴風会本部
受賞のお知らせ
会報118号掲載:瑞宝双光章 長岡洋子(S41)

瑞宝双光章 受章の報告

令和元年春の叙勲に板橋区学校薬剤師会より推薦いただき瑞宝双光章を受ける名誉に浴することができました。
5月28日、国立大劇場において伝達式がありました。文部科学副大臣から勲記と勲章をいただき、その後皇居に参内し、春秋の間で新天皇陛下に拝謁させていただきました。
私は昭和45年4月より学校薬剤師会に所属し、46年4月より平成3年3月まで理事として努めてまいりました。その間大腸菌と一般細菌を主に担当していました。
飲料水の検査は学校だけではなく、板橋区内の井戸水の検査もしました。深さ500mと800mの井戸水以外はすべて不適でした。
空気環境においては冬場、昭和50年代までダルマストーブでコークスが使用されていました。二酸化炭素が4000ppm以上の状態で換気の重要性をわかってもらえませんでした。現在はエアコンやロスナイ換気扇の使用により、夏冬とても良い状態で授業が行われています。またプールにおいては、平成30年は異常気象で水温が30℃以上になり、入泳中の水分補給と入泳時間の短縮により熱中症対策に努めました。また学校薬剤師会に報告し、会員にいち早く熱中症予防対策の情報を流すことができ、児童生徒の安全安心を守ることに協力しました。後日二ュースで入泳中の熱中症事故が報じられました。
また私は平成7年、区内薬局が待ち望んでいた医薬分業の要となる板橋区薬剤師会管理センター薬局の開設に協力し、会員と区民の医療における医薬品の供給、安心安全に努め、平成31年3月まで勤務してまいりました。とは言え薬剤師会も学校薬剤師会の仕事も私ひとりでは出来るものではなく、会長、理事、会員方々と職員の協力のもとに代表して受賞できたものと思っています。
長岡洋子(S41卒)