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鶴風会本部
受賞のお知らせ
会報109号掲載:薬事功労者厚生労働大臣表彰 杉野訓男(S51)

薬事功労者厚生労働大臣表彰 受章の報告

杉野 訓男(S51卒)
 平成26年10月23日(木曜日)、本年度の薬事功労者厚生労働大臣表彰式に行ってまいりました。
 現在私は茨城県薬剤師会において常務理事を仰せつかっておりますが、何ヶ月か前に、その県薬剤師会事務局より、私の詳細な履歴を教えて欲しいとの依頼があり、何を今更と思っていました。
 詳しい理由は聞きませんでしたが、一ヶ月ほど前に当事務局長よりこの表彰が内諾しましたとのメールが入った為、あれはこの事だったのかと判りました。
 最初はその様な名称の表彰があったのか判らず、ネットで検索した所、昨年度の表彰は薬剤師が全国で35名で、本年度も40名しかおらず、思ったよりはるかに大きな権威のある表彰だと判り思わず、事務局長に私が受賞して良いのでしょうかと電話をしてしまいました。
 本当に身に余る光栄とはこの事を言うんだと初めて実感した次第ですが、改めてこれまでやってきた事を振り返ってみますと、全ての始まりは亡き父の薬剤師へのススメのアドバイスにあったと思います。
 父は教員でしたが私の進路において大学受験の際、今後の将来性を見込んでか強烈に薬剤師になれと何度も言われ、半信半疑で東邦大学薬学部を受験し合格したのが第一歩でした。
 大学在籍中の想いでとしては、進級で冷や汗をかいた事や、かなり入れ込んだ部活のバドミントンでしょうか。
 卒業後は三共株式会社に入り、自分にとっては異国の地の愛媛県松山市に7年間赴任し、その後地元に戻り10年余り病院薬剤師として勤務後、H4年に調剤薬局1号店を開局しました。地の利や時の運なども幸いし、おかげ様で現在は龍ヶ崎市内で10店舗を経営するに至っております。
 また、茨城県薬剤師会では医療保険委員長として調剤報酬の説明会や、その解釈に関する問合せの対応や、国保連合会のレセプトの審査員をも務めさせて頂いております。
 還暦に突入し、ますます気力と体力が反比例してきている最中ではありますが、この受賞を機に今までやってきた事をもう一度見直し、自社の安定経営はもとより、地域のセルフメディケーションに一歩踏み込み、さらに行政とのタイアップなど色々な面でクオリティーを高めていきたいと考えております。
 最後ですが、これまでいつも周りでささえてくれた同級のワイフ初め、スタッフ、茨城県薬剤師会の皆様他、各関係者様に感謝申し上げます。本当に有難うございました。

杉野 訓男(S52卒)